Ultra Student Today!! - Sun Child 聖なる土地に立つ(設営編)

イスラエルへ発った《Sun Child》。

無事立ち上がることはできたのでしょうか?

前回に続くウルトラスチューデントからのレポートです!


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こんにちは。

前回に引き続き《Sun Child》イスラエルレポートをお送りします。

 

実は、この「ダブル・ヴィション」という展覧会は巡回展で、最初はロシアで行なわれました。ロシアの搬入は本当に大変で、サンチャイルド自体がいつまで経っても美術館に到着しなかったり、現地のスタッフとの意思の疎通がまったくできなかったり、言い出せば切りがないくらいのトラブル続きでした。(結局わたしは最後まで見届けることもできずに帰国しました。泣)

 

そんなロシアから送られて来たサンチャイルドは、予想通り(?)FRPが割れていたり、そもそも入っていた木枠自体が壊れていたりと一筋縄ではいかない状態から始まりました。

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まずは、すべてのタッチアップから。割れた部分を樹脂でもう1度補強し直し、パテを打ち、塗装をします。この作業を美術館の外で行ないます。

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パテ打ち中

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そう!外で行なうのです!!

イスラエルでの1番の敵は気候でした。とにかく暑いんです。なので、朝早くに作業を始めて、日中は美術館の中の展示を行い、夜に本格的な設営を行なうというスケジュールでした。

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夜は夜で湿度が高いのです。湿度100%なんて日もありました。

汗だくになりながらも設営はスムーズに進みました。

 

日本では見た事ないようなクレーン車も登場!

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そして見事に灼熱の地イスラエルにサンチャイルドが立ち上がりました!!

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現地の大人も子供も興味津々でした。設営中に子供たちが美術館の怖い警備員に怒られながらも何度も何度も近寄ってきてたのが印象的でした。

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子供と記念写真。


オープニングの時には現地の人たちが大勢やってきて、ヤノベさんは質問攻めにあっていました。

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大勢の人がサンチャイルドを取り囲む。

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美術館の中には、過去の作品も。

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質問攻めにあうヤノベさん。

これからもサンチャイルドは、世界の各地で多くの人に希望の光を届けるために立ち上がり続けると思います。イスラエルで街の子供たちが本当に楽しそうにサンチャイルドを見上げていた姿は、一生忘れられない出来事になりました。アートにしかできないことがあると確信できる経験となりました。

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サンチャイルドは今、イスラエルと南茨木駅に立っています。

そして、8月10日には福島に立ち上がります。

おそらく福島でも多くの人に希望の光を届けてくれると思います。

 

サンチャイルドの旅はまだまだ終わりません!!

皆さんぜひ自分の目でサンチャイルドを見て、希望の光を感じてみてください。

 

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「福島現代美術ビエンナーレ2012SORA」

日時:8月11日(土)〜9月23日(日)9:00〜19:00 入場無料

詳細:http://wa-art.com/bien/bien2012/index.html

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YANOBE PROJECT

美術工芸学科 写真コース 2回生

花田 康史



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