ULTRA × ANTEROOM exhibition 2018「Re:Traffic」開催!

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ULTRA x ANTEROOM exhibition 2018
Re:Traffic

会期:2018年8月17日(金)- 9月24日(祝・月)
会期中無休・入場無料/営業時間:12:00~19:00
会場:ホテル アンテルーム 京都 GALLERY9.5(京都府京都市南区東九条明田町7番)

出品作家:  石黒 健一 Kenichi ISHIGURO / 市川 ヂュン Zyun ICHIKAWA
       春澤 龍平 Ryuhei HARUSAWA / 檜皮 一彦 Kazuhiko HIWA

現代アートの転換点となった展覧会から22年―。
「関係性」のアートへの返信
「Re:Traffic」

この度、第5回目となる、京都造形芸術大学の立体造形工房兼実践教育機関ウルトラファクトリーとホテルアンテルーム京都が共同企画する「ULTRA x ANTEROOM exhibition 2018」として、「Re:Traffic」展を開催いたします。
1996年、美術批評家・キュレーターのニコラ・ブリオーが、キュレーションした「Traffic」(CAPCボルドー現代美術館)は、現代アートの転換点となった展覧会です。カタログの中に「リレーショナル・アート」という用語が使われ、出品したリクリット・ティラヴァーニャやリアム・ギリックなどはその典型的作家とされています。作品の内容や形式より「関係性」に焦点を当てたその理論は、1998年に出版された『関係性の美学』にまとめられました。その後、さまざまな議論を呼びつつも、現代アートの大きな潮流とされています。
「Traffic」展の出品作家でもある、ウルトラファクトリー・ディレクターのヤノベケンジが、今回、22年後の返信「Re:Traffic」として当時のカタログなどの貴重な記録を出展し、本企画に相応しい4人の若手アーティストを招聘いたします。
旅人が行き交いアートと融合するホテル、アンテルーム京都において、2000年代にキャリアをスタートさせたアーティストたちが、今日における現代アートと「関係性」の行方を問う展覧会です。ぜひご高覧下さい。

[トークイベント]
アート OR デザイン
― ブリオー以降のデザイナー
ニコラ・ブリオーの著書「関係性の美学」以降、アートとデザインの関わりは多様な広がりを見せています。本トークは、アートの現場に関わるデザイナーとキュレーターが、あまり語られることのなかったデザインの分野から、ブリオー以降のアートとデザインの関係性に迫ります。
登壇者:見増勇介(デザイナー、yusuke mimasu design 代表)
堤拓也(キュレーター)
仲村健太郎(デザイナー、Studio Kentaro Nakamura)
日 時:9月8日(土)17時30分~19時30分 予約不要・無料
会 場:ホテル アンテルーム 京都 アンテルーム バー

企画:HOTEL ANTEROOM KYOTO (hotel-anteroom.com) / ULTRA FACTORY (ultrafactory.jp)
協力:京都造形芸術大学、パナソニック株式会社 アプライアンス社
ホテル アンテルーム 京都 ギャラリー9.5(担当:上田 / 須山)
〒601-8044 京都市南区東九条明田町7番
TEL: 075-681-5656 e-mail: info@hotel-anteroom.com


出展作家 プロフィール

石黒健一|Kenichi Ishiguro
1986年神奈川県生まれ。京都、広島で学び、現在は滋賀の共同スタジオ「山中suplex」を拠点に活動している。主に鉱物を扱い、物を起点とした歴史を参照し、彫刻の可能性を追求する試みを行ってきた。異なる文化や歴史を接続し、隠された関係性を導き出し、新たな空間表現を試みている。近年の主な展覧会に「BankART LifeV-観光-」(BankART NYK、2017)や「Ultra Global Award 2017」(ギャルリ・オーブ、2017)など

市川ヂュン|Zyun Ichikawa
1985年京都府生まれ 2008年金沢美術工芸大学美術学部彫刻専攻卒業。金属を用いて機能を持った立体物を制作し、それを使用する鑑賞者参加型の表現活動をしている。第21回岡本太郎現代芸術賞特別賞受賞。2009年から数名のアーティストと茨城県取手市の文化住宅を改装し、生活と表現の同居を目指すアートプロジェクト「拝借景」を企画運営している。

春澤龍平|Ryuhei Harusawa
1996年兵庫県生まれ。2018年京都造形芸術大学環境デザイン学科建築インテリア環境デザインコース卒業。産学連携リフォームプロジェクト「Stamp!」最優秀賞、優秀賞受賞。トランクを中心とした古い家具類や道具類には特別な魅力を感じ在学中より収集、今日に至る。収集した家具や道具から醸し出される古の空気感を活かした空間作りについて探求している。

檜皮一彦|Kazuhiko Hiwa
大阪府生まれ。2018年、京都造形芸術大学大学院、芸術研究科芸術専攻修士課程修了。彫刻、インスタレーションを主たる表現とするが、近作においては自らを登場させる映像、並びにパフォーマンス作品へとその領域を拡張させている。社会や他者との関係における非対称性や不条理さ、或いは関係性そのものの質に対する問い掛けを《hiwadrome》なるコンセプトの上に展開する。

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