ULTRA AWARD 2015 Exhibition「ポスト・インターネット・アート―新しいマテリアリティ、メディアリティ」

ウルトラファクトリーが主催する、世界で活躍できる次代のアーティストの発掘と育成を目的としたアートコンペティション「ULTRA AWARD」の展覧会を、いよいよ12月10日(木)より京都造形芸術大学内のギャルリ・オーブにて開催いたします。6回目を迎える今回は、特別回として、これまで審査員を担当していた長谷川祐子氏にキュレーションを依頼し、「ポスト・インターネット・アート―新しいマテリアリティ、メディアリティ」のテーマのもと、選出された13名と1組の作家たちが長谷川氏による制作指導を経て新作を発表いたします。12月19日(土)には審査員陣による講評、審査を行い、最優秀賞を決定いたします。若い作家たちの感性が捉えた世界観が、長谷川氏のキュレーションによってどのように立ち現れるか、どうぞお見逃しなく!

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ULTRA AWARD 2015 Exhibition
「Post-Internet Art by Young Japanese Artists -New Materiality, Mediality
ポスト・インターネット・アート―新しいマテリアリティ、メディアリティ」
http://ultrafactory.jp/ultraaward2015/

▼会 期:2015年12月10日(木)-20日(日)
▼開催時間:10:00-18:00 会期中無休/入場無料
▼会 場:ギャルリ・オーブ(京都造形芸術大学内)
▼キュレーター・制作指導:長谷川祐子(東京都現代美術館チーフキュレーター)
▼出品作家: 諫山元貴、板木綾花、大島真悟、 片山達貴、川村夢、小中寛顕、ジダーノワ・アリーナ、ジョン・ピロン、田村琢郎、虎岩慧+日惠野 真生、中川薫、前谷開、村上美樹、守屋友樹

インターネットを獲得した世界はここ15年で劇的に変化しました。私たちはそれ以前とは全く違う環境を生きています。個人の情報や行動は「サベーランス(監視)の環境」*に置かれ、自身の感覚でデータからデータへ入っていく「データマイニング」*を日常的に行い、「ネットワークの中のフィジカリティ(物質性・身体性)」*が現実の世界に転送され、アンドロイドやアバターや遺伝子組み換えなどによる「ポストヒューマンの身体」*がリアリティとなり、「ケタはずれの量の情報拡散」*のなか、「オープンソース」*によってイメージが流用されオリジナルの概念が変化しています―。本展「ポスト・インターネット・アート―新しいマテリアリティ、メディアリティ」は、そのような環境の中で生まれ育った世代の作家たちが、今の時代をセンシングし、その感覚で捉える美学、リアリティ、フィジカリティを、それぞれのマテリアルづかいに反映し「今」を映し出す展覧会です。

(*長谷川氏による本展のためのポスト・インターネット時代のキーワードより)


[関連イベント]

1:公開審査会
12/19(土)14:00- 会場:ギャルリ・オーブ
各作家によるプレゼンテーションのもと、豪華審査員陣が来場者の目の前で講評・審査を行い、出展作品の中から「最優秀賞」を決定します。緊張感あふれる審査会の様子をご体感ください。本展キュレーターの長谷川祐子、制作指導のヤノベケンジも同席いたします。
審査員:浅田彰(批評家)、遠藤水城(インディペンデントキュレーター)、後藤繁雄(編集者/クリエイティブディレクター)、椿昇(現代美術家)、名和晃平(彫刻家)、やなぎみわ(美術作家/演出家)

2:クロージングイベント
12/20(日)18:00- 会場:ギャルリ・オーブ 
ゲスト:K-BOMB、Madegg、Duenn、Down Geometry 料金:1,000円
選出作家・片山達貴の作品となる音楽フェス「CYPHER02」を開催します。展覧会が一転してイベント会場となり本展覧会のフィナーレを飾ります。ぜひご参加ください。

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