「ULTRA×ANTEROOM exhibition 2016」開催!

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このたび、「京都のアート&カルチャーの発信」をテーマとするホテルアンテルーム京都と、京都造形芸術大学内にある立体造形工房兼、実践教育機関ウルトラファクトリーは「ULTRA×ANTEROOM exhibition 2016」を開催いたします。今年で3回目となる本展では、ホテルのリニューアルオープンに合わせて、過去最大規模、工房に集う革新的なクリエイター総勢24組の作品を一堂に展示いたします。
 ウルトラファクトリーでは、ヤノベケンジ、名和晃平、やなぎみわ、増田セバスチャンといった世界的に活躍するアーティストをはじめとして、アート・デザイン・建築・伝統工芸など多分野で先鋭的な活動を行うクリエイターたちが実践演習「ウルトラプロジェクト」を推進し、超越的、領域横断的な作品群を生み出し続けています。
 また、さまざまな技能を持ち、常駐して学生の指導にあたっているテクニカルスタッフも中堅クリエイターとして有望な存在です。さらに、ウルトラファクトリーが主催するコンペティション「ウルトラアワード」では次世代のアーティストが毎年輩出され、斬新な表現で注目を集めています。
 今回は同時期に高松市美術館で開催されるヤノベケンジ展「シネマタイズ」で映画出演とコラボレーション展示をする俳優の永瀬正敏も特別出品し、20年以上のキャリアを持つ写真家としての顔を披露致します。
加えて、新たに誕生するアーティストが客室をディレクションするアーティストフロアでは、本展出品のヤノベケンジと、名和晃平率いるSANDWICHが生み出すアート空間にご宿泊いただけます。まさにホテル全体が刷新され、日常を超えたアートを体験できる場となることでしょう。今まで以上に京都から世界への文化発信基地となるホテルアンテルーム京都で、世界を変え続けるウルトラ・クリエイターの展覧会を是非ご高覧ください。

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「ULTRA×ANTEROOM exhibition 2016」

会 期:2016年7月14日(木)-9月11日(日)
会 場:ホテル アンテルーム 京都 GALLERY9.5
会期中無休・入場無料/営業時間:12:00~19:00
レセプションパーティー:2016年7月22日(金)

出品作家: kumagusuku(アートホステル)、dot architects(建築家)、永瀬正敏(俳優・写真家)、名和晃平(彫刻家)、服部滋樹(graf代表・デザイナー)、細尾真孝(西陣織細尾取締役)、増田セバスチャン(アートディレクター・アーティスト)、やなぎみわ(美術作家・演出家)、ヤノベケンジ(現代美術作家)、山本太郎(ニッポン画家)、UMA/design farm(デザインスタジオ)、淀川テクニック(アートユニット)
板木綾花、大島真悟、片山達貴、小中寛顕、ジダーノワ・アリーナ、ジョン・ピロン、田村琢郎、長尾恵那、前谷開、村上美樹、森彩華、守屋友樹

主 催:HOTEL ANTEROOM KYOTO
企 画:HOTEL ANTEROOM KYOTO / ULTRA FACTORY
協 力:SANDWICH、(有)ロケットパンチ、YUKARI ART

お問い合わせ:ホテル アンテルーム 京都 GALLERY9.5  (担当:上田)
http://hotel-anteroom.com
〒601-8044 京都市南区東九条明田町7番地図
TEL: 075-681-5656 email: info@hotel-anteroom.com

出展者プロフィール

板木綾花|Ayaka ITAKI
1989年兵庫県生まれ。大学卒業後、寺社建造物彩色・グラフィックデザインに従事し、アナログとデジタルの関係性を俯瞰した作品を制作している。身体の無意識にも興味を持ち、自身の手に委ねて線を引くといった平面作品を展開している。また2016年にはアートユニット芸物学研究所をはじめ、身体と人間の思考(脳)について芸術を通し探求している。

大島真悟|Shingo OSHIMA
1985年兵庫県生まれ。2010年京都造形芸術大学大学院芸術表現専攻修了。2011年制作の《球体の作品》をきっかけに、ものがそこに在る不思議に興味を持ち、作品を展開し始める。2012年商店街の活性化事業に参加。空き店舗を利用し女子サッカー応援ショップ「FC六間」をオープン。2015年「ULTRA AWARD 2015」グランプリ受賞。

片山達貴|Tatsuki KATZYAMA
1991年徳島県生まれ。京都造形芸術大学美術工芸学科3回生。嘘をテーマに作品を制作。テキストをベースにして作品を構成する。また、実験的なイベント企画プロジェクト「CYPHER」を定期的に開催している。

kumagusuku|クマグスク
2013年設立。美術家の矢津吉隆が京都で開業した宿泊型のアートスペース「KYOTO ART HOSTEL kumagusuku」を中心としたプロジェクト。美術を体験するための空間そのものを生み出す様々なプロジェクトを展開する。2013年、瀬戸内国際芸術祭2013 醤の郷+坂手港プロジェクトに参加、小豆島にて108日間の限定開催。2015年に京都にて正式に開業。現在、第2号店「kumagusuku B.C.」を計画中。

小中寛顕|Hiroaki KONAKA
1993年大阪府生まれ。2015年京都造形芸術大学日本画コース卒業。主な展覧会に「Post-Internet Art by Young Japanese Artists -New Materiality, Mediality」。

ジダーノワ・アリーナ|Alina ZHDANOVA
1992年ロシア、モスクワ生まれ。幼少期に日本へ移住。自身の記憶、経験をもとに作品を制作している。現在は映像作家として活動。第2回CAF賞最優秀賞受賞。

ジョン・ピロン|JOHN PILONE
1973年韓国麗水生まれ。2008〜2014年韓国ソウル国際実験映画祭EXiSアートディレクター。2015年「ULTRA AWARD 2015」選抜作家。実験映画『深海の空』上映。2015年<Showing>03映像、伊藤高志マルチプロジェクション舞台作品『三人の女』16mmシークエンス撮影・演出・編集。2016年実験映画『深海の空』ヤング・パースペクティヴ2016に選出、2016年7月上映予定。

田村琢郎|Takuro TAMURA
1989年愛媛県生まれ。テーマとして、反対意見を利用してアートを制作する時もあれば、アートを利用して反対意見を主張する時もあり、どんな鑑賞者も同じ土俵で鑑賞出来る作品制作を心掛けている。そして猫より犬派である。

dot architects|ドットアーキテクツ
家成俊勝、赤代武志、土井亘、寺田英史からなる建築家ユニット。大阪・北加賀屋にて、アート、オルタナティブ・メディア、アーカイブ、建築、地域研究、サークル、NPOなど、分野にとらわれない人々や組織が集まる「もうひとつの社会を実践するための協働スタジオ」コーポ北加賀屋を拠点に活動。設計、施工のプロセスにおいて専門家・非専門家に関わらず様々な人との恊働を実践している。設計だけに留まらず、現場施工、リサーチプロジェクト、アートプロジェクトなどさまざまな企画にもかかわる。

長尾恵那|Ena NAGAO
1980年京都府生まれ。2006年沖縄県立芸術大学大学院彫刻専攻修了。木彫の新たな可能性を模索中。価値観の曖昧さから生まれる"おかしみのようなもの"に焦点を当て、日常を変容させる。「第17回岡本太郎現代芸術賞展」、「YOUNG ART TAIPEI 2014」など国内外にて発表。

永瀬正敏|Masatoshi NAGASE
1966年生まれ。俳優。相米慎二映画『ションベン・ライダー』(1983年)でデビューし、ジム・ジャームッシュ監督『ミスリー・トレイン』(1989年)で注目を浴びる。新人・ベテラン監督を問わず、国内・海外にて映画を中心に活動。『私立探偵 濱マイク』シリーズをはじめ、林海象監督作品に多数出演。写真家としても活動、20年以上のキャリアを誇る。

名和晃平|Kohei NAWA
1975年大阪府生まれ。彫刻家。京都造形芸術大学大学院美術研究科教授。2003年京都市立芸術大学大学院美術研究科博士(後期)課程彫刻専攻修了。2009年京都市伏見区にクリエイティブ・プラットフォーム「SANDWICH」を設立。主な個展に2011年東京都現代美術館「名和晃平-シンセシス」、2015年PACE LONDON「FORCE」など。独自の概念"PixCell"を機軸に、ビーズ、プリズム、発泡ポリウレタン、シリコーンオイルなど様々な素材とテクノロジーを駆使し、彫刻の新たな可能性を広げている。

服部滋樹|Shigeki HATTORI
1970年大阪府生まれ。graf代表、クリエイティブディレクター、デザイナー。美大で彫刻を学んだ後、インテリアショップ、デザイン会社勤務を経て、1998年に友人たちとgraf を立ち上げる。建築、インテリアなどに関わるデザインや、ブランディングディレクションなどを手掛け、近年では地域再生などの社会活動にもその能力を発揮している。

細尾真孝|Masataka HOSOO
1978年京都府生まれ。株式会社細尾の新規事業部取締役。細尾家は元禄年間に織物業を創業。2008年に家業へ戻り、細尾の新規事業を担当。帯の技術、素材をベースにしたファブリックを海外に向けて展開し、建築家、ピーター・マリノ氏のディオール等の店舗に使用される。最近では「伝統工芸」を担う同世代の若手後継者によるプロジェクト「GO ON」のメンバーとして国内外で幅広く活動中。

前谷開|Kai MAETANI
1988年愛媛県生まれ。2013年京都造形芸術大学大学院芸術研究科表現専攻修了。自身の行為を変換し、確認するための方法として主に写真を使った作品制作を行う。主な展覧会に、「ハイパートニック・エイジ」(京都芸術センター)、「第36回 写真新世紀東京展 2013」(東京都写真美術館)など。

増田セバスチャン|Sebastian MASUDA
1970年千葉県生まれ。京都造形芸術大学客員教授。アート・エンタメ・ファッションの垣根を越え、原宿のKawaii文化をコンテクストに作品を制作。代表作に1995年から続く原宿のショップ「6%DOKIDOKI」、きゃりーぱみゅぱみゅ「PONPONPON」MV美術、レストラン「KAWAII MONSTER CAFE」プロデュースなど。

村上美樹|Miki MURAKAMI
1994年秋田県生まれ。京都造形芸術大学総合造形コース在籍。無意識の意識化を考え、人間のふとした行動・感覚に着目し彫刻作品を制作する。素材は主に布・ 樹脂・モーター。具象と抽象のイメージの間を行き来し、潜在的な感覚を掘り起こす。

森彩華|Ayaka MORI
1984年京都府生まれ。2009年京都精華大学大学院芸術研究科芸術専攻立体造形分野修了。2010年共同スタジオ淀を立ち上げ、メンバーとして所属し運営を行う。日常の中で感じる違和感をテーマに偶然性を用いて制作を行う。

守屋友樹|Yuki MORIYA
1987年東京都生まれ。大学在学中、写真の古典技法を研究した後、写真におけるイメージと物質が持つ情報の在り方から作品制作を行っている。 2014年「TOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD#4」ノミネート。2016年第14回写真「1_wall」で鷹野隆大選奨励賞を受賞。http://nice-gohan.tumblr.com/

やなぎみわ|Miwa YANAGI
1967年兵庫県生まれ。現代美術家。女性、とりわけ少女と老婆をテーマにした写真作品を数多く発表してきた。2010年以降は演劇作品を精力的に発表している。「あいちトリエンナーレ2013」で初演した『ゼロ・アワー 東京ローズ最後のテープ』は、2015年に北米5都市で巡回公演した。今年は台湾より輸入した移動舞台車を使用した野外演劇「日輪の翼」の公演を、横浜、新宮、高松、大阪の4カ所にて行う。

ヤノベケンジ|Kenji YANOBE
1965年大阪府生まれ。ユーモラスな形態に社会的メッセージを込めた作品は国内外で評価が高い。近年では《ジャイアント・トらやん》や《ラッキードラゴン》を制作し、火や水を用いた壮大なパフォーマンスを展開する。東日本大震災後は、復興を掲げるモニュメント《サン・チャイルド》を国内外で巡回。 2016年7月より高松市美術館で大規模な個展「シネマタイズ」を開催。映画監督・林海象、俳優・永瀬正敏とのコラボレーションにより展示室を映画セットにするインスタレーションでは、林監督の新作映画『BOLT』が撮影される。

山本太郎|Taro YAMAMOTO
1974年熊本県生まれ。2000年京都造形芸術大学卒業。秋田公立美術大学准教授。1999年に日本画ならぬ「ニッポン画」を提唱。日本の古典絵画と現代の風俗が融合した絵画を描き始める。近年は企業等と積極的にコミッションワークを行いキャラクターを使用した作品も多数制作している。その作風は現代の琳派とも評される。2015年京都府文化賞奨励賞受賞。

UMA/design farm
2007年、原田祐馬により設立。大阪を拠点に文化や福祉、地域に関わるプロジェクトを中心に、グラフィック、空間、展覧会や企画開発などを通して、理念を可視化し新しい体験をつくりだすことを目指している。「共に考え、共につくる」を大切に、対話と実験を繰り返すデザインを実践。香川県・小豆島町のアートプロジェクト「醤の郷+ 坂手港プロジェクト ―観光から関係へ」、奈良のたんぽぽの家の障害のある方の仕事づくり「Good Job! project」などがある。現在のメンバーは、原田祐馬、山副佳祐、西野亮介、津田祐果、平川かな江の5人。

淀川テクニック|Yodogawa Technique
柴田英昭(1976年岡山県生まれ)と松永和也(1977年熊本県生まれ)によるアートユニット。2003年、大阪・淀川の河川敷を拠点として結成された。ゴミや漂流物などを使い様々な作品を制作する。赴いた土地ならではのゴミや人々との交流を楽しみながら行う滞在制作を得意とし、国内外の様々な場所で活躍中。小学校や中学校の美術の教科書でも紹介されている。

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