2008 ウルトラプロジェクト「ガリバー&スウィフト」舞台装置

パパ・タラフマラ×ヤノベケンジ

[趣旨]
パパ・タラフマラの2008年新作公演『ガリバー&スウィフト 〜作家ジョナサン・スウィフトの猫・料理法〜』はヤノベケンジが初の舞台美術を手掛け、インドネシア・アイルランドのアーティスト、音楽家、ダンサーが集結し、本公演へと多彩かつ世代を縦断する一大コラボレーションプロジェクト。猫人形、スーツマン、高級娼婦、巨大幼児人形......ヤノベケンジによる舞台装置は独特のフォルムや美学を備えた個性溢れるキャラクターばかりです。

ファクトリーの立ち上げと並行し実施する「ガリバー&スウィフト」舞台装置制作では4ヶ月に渡り密度の高い制作を実施。制作物が実際の舞台で使用されるとういプレッシャーの中、参加学生は高い技術力とメンタリティーの獲得を目的とする。あらゆる分野を超えた共同制作を通し、美術というジャンルにとらわれない応用的な思考能力を鍛える。

『ガリバー&スウィフト 〜作家ジョナサン・スウィフトの猫・料理法〜』とは:
「ガリバー旅行記」の作者として知られるジョナサン・スウィフトをモチーフに、彼自身の諧謔精神と17〜18世紀ヨーロッパの時代性をうっすらと暴き出しながら「パパ・タラフマラ的身体言語」で描かれるエンターテイメント作品。廃墟と新しい生命体、壮大さと極小が同居する不思議な感覚、ユーモアと諧謔精神を持ちあわせたスウィフトの脳内を見つめる思いがけない視点、そして演劇も美術も破壊する驚きの結末...(!)。

[制作スケジュール]
2008年6月〜2008年10月

[公演情報]
[会場]東京グローブ座
[期間]2008年10月9日(木)〜12日(日)
[主催]パパ・タラフラマ http://papata-tara.com
[助成]文化庁、セゾン文化財団、Asian Cultural Council
[後援]アイルランド大使館、インドネシア大使館
[協力]国際交流基金ジャカルタ日本文化センター Kelola Fonudation、シアター・テレビジョン、京都造形芸術大学、ウルトラファクトリー、京都芸術劇場

[プロフィール]
パパ・タラフラマとは、代表・小池博史を中心に結成されたパフォーミングアーツ・カンパニー。ダンス、演劇、美術、音楽等の様々なジャンルを巻き込みながら、舞台空間全体を一つのアートに築き上げる手法で多くの観客を魅了し、世界を縦横に駆け巡り、発表を続けている大変ユニークなグループです。

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■ Project