2009 ウルトラプロジェクト 「水都大阪2009」

ディレクター：ヤノベケンジ

［趣旨］

現代美術家・ヤノベケンジ（ウルトラファクトリーディレクター）が、今夏開催される『水都大阪2009』(※1)に向け、ファクトリー内で全長18mのアート船《ラッキードラゴン》を制作します。新作となる《ラッキードラゴン》は、実際に乗船・運航可能であり、アート船プロジェクト(※2）の柱であると同時に、『水都大阪2009』にとってもメインコンテンツとなる作品です。プロジェクト参加者は制作をサポートすることで、自らの造形技術の向上を図ることができるほか、現場となる"水の都・大阪"のリサーチや、実際のプロジェクト運営までを体験でき、クリエイターとしての意識を養う機会が用意されています。

※1 『水都大阪2009』
"水の都・大阪"の再生を伝えるシンボルイベントとして開催。中之島公園等を会場に様々なアートプログラムを展開する「水辺の文化座」、灯りで会場を演出する「灯りプログラム」や近代建築などを巡る「水都アート回廊」など、約2ヶ月間にわたり水辺を楽しむプログラムを実施。C ※2 《アート船：ラッキードラゴン》プロジェクト
今回制作するアート船のほか、ヤノベの初期の代表作である《タンキング・マシーン》や、《ジャイアント・トらやん》、最新作の《ウルトラー黒い太陽--》などが中之島に集結。また、"なにわのトらやん"を主人公としたオリジナルのストーリーを創造し、ヤノベの妄想世界と大阪の歴史・文化が融合した壮大な冒険物語とともに大阪の街を巡ることができる、アートツーリズムを提案する。