2010 クリティカルデザインラボ
ディレクター:水野大二郎、原田祐馬
[趣旨]
クリティカルデザインラボは、学科間の壁を横断的に侵犯するデザインを研究・発見・発表することで創造力を新境地へと開拓せしめるよう導く、ウルトラデザイナー養成のための特殊教育機関である。
[内容]
ゼミ形式によるデザインプロジェクトを経て、中途制作(ワークインプログレス)及び修了展を行う予定。
本年度は3つのデザインプロジェクトを行う。
01 / コラボレーション:アシュトレイデザイン・プロジェクト 倉元仁
「灰皿のデザインをプロダクトデザイナー・倉元仁と共に考え、デザインする。
今日の公共空間における喫煙者の立場が狭くなる一方、
嗜好品の消費は個人の自由にゆだねられているため一定の配慮が必要である。
どのような灰皿が、どこに設置されるべきか?
このプロジェクトは学内に配置する灰皿をデザイン,制作することを目的としながらも、
更なる洗練のもと Designtide Tokyoにおいて発表できるレベルに達することを二次的目標とする。
02 / コラボレーション:ファニチャーデザイン・プロジェクト Yasuko Bell
家具デザイナー・Yasuko Bellと共に間伐材を利用したデザインを提案し、Designtyde Tokyo 2010において発表する。
間伐材の利用が環境保全、森林の発展に大きく寄与することをふまえ、このプロジェクトは移動式本棚をデザインし、
本と共に知を運搬する装置のデザインを考え、制作し、発表する。
03 / クリティカルデザイン&リサーチ 04:Surviving a Possible Future
ドイツテレコムクリエーションセンター及び東京大学ischoolとの共同リサーチプロジェクト。
40年たった後、ケータイやPCに代表されるテクノロジーに小さいときから親しんできた我々の世代は
どのような問題に直面することになるのだろうか?
どのような問題が生じ、生き延びるためのサービスやプロダクトが必要となるだろうか?
現代を生きる老人にまつわる様々な社会的、倫理的、歴史的、文化的問題をリサーチした上で
本プロジェクトは新しい未来のサービス・プロダクトを提案する。
[活動スケジュール]
2010年5月中旬~2011年4月 毎週木曜日 18:00~20:00