2013 YANOBE PROJECT
ディレクター:ヤノベケンジ(現代美術作家)
1. 2013 YANOBE PROJECT
[概要]
「あいちトリエンナーレ2013」で発表されたヤノベケンジの新作インスタレーション《太陽の結婚式》を制作したプロジェクト。学生はFRPとステンレス製の《ウルトラ・サン・チャイルド》、木彫の《チャーチ・チェア》、アクリル製の《太陽の礼拝堂》、陶器の《クピド》を制作、現場設営にも立ち会った。なお《太陽の礼拝堂》のステンドグラスの原画はビートたけしが手掛けている。美術館の一角を教会へと変貌させ、実際の結婚式も行われた。本プロジェクトでは、東日本大震災を機に「希望、再生、復活」をテーマに制作した新作の胸像《ウルトラ・サン・チャイルド》を中心に、煌びやかな亀型の シャンデリア《幻燈夜会(ファンタスマゴリア)》、花嫁のための着衣室《クイーン・マンマ》など、ヤノベケンジ氏を代表する作品群を展示いたします。さら に、美術館の中に教会を制作し、挙式を希望するカップルが実際に結婚式も執り行います。結婚式を盛大に行うことで知られる名古屋らしく、"愛を知る"あいちトリエンナーレでしかできない壮大で絢爛なプロジェクトになります。
[活動期間]
2013年5月~2013年8月
[展覧会]
あいちトリエンナーレ2013
2013年8月10日~10月27日(愛知県美術館)
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2. YANOBE PROJECT NEXT
[概要]
京都文化博物館で2014年1~2月に開催された「京都府美術工芸新鋭展」。その特別出品作品《Sun Sister》を制作したプロジェクト。東日本大震災後に制作されたヤノベの作品《Sun Child》の姉として生み出されたモニュメントは、高さ5.6m、目を閉じて座った姿勢から両手を広げて立ち上がるという動作を繰り返す。前期のヤノベプロジェクトに参加した学生5名に、新規メンバー1名を加えて制作を行った。本年度は京都国際現代芸術祭2015の開催と琳派400年の前年にあたり、新進若手作家の輝く才能の発掘と育成を図り、京都における文化芸術の振興を目指します。
[活動期間]
2013年10月〜2014年2月
[展覧会]
京都府美術工芸新鋭展 2013
2013年1月25日~ 2月9日(京都文化博物館)
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3. ZENT モニュメント制作
[概要]
「あいちトリエンナーレ2013」で発表されたヤノベケンジのステンレス製の作品《ウルトラ・サン・チャイルド》の全身像を制作、名古屋市内に新しくオープンした複合アミューズメント施設のモニュメントとして設置した。参加学生はあいちで身に着けた技術の実践制作として、スケジュール管理を行い制作を遂行した。
[活動期間]
2014年2月〜2014年4月
[内容]
展示作品:『ウルトラ・サン・チャイルド』
場所:ゼント・アート・ミュージアム(恒久設置)