フランスデザイン誌エディターのブログで紹介されました!クリラボ生、仲村健太郎さんにインタビュー(後編)
前回からのつづき、クリラボ出身、仲村健太郎さんのインタビューです。
フランスのデザイン誌編集者のブログで紹介されたお話から、
今回は、ウルトラのデザイン物、ご自身のデザインのことまでお聞きしました。
ウルトラデザイナーを目指す、大学4年生が今考えていることとは?

Q. 仲村さんはこれまでたくさんウルトラ関連のデザインを手がけてきてくれたけれど
その中で気に入っているものはありますか?
A. ウルトラファクトリーでの広報物デザインはデザインそのものの勉強する過程でのものが多く、反省も多いのですが、
今振り返ると、「ULTRA AWARD 2010」の一連のデザイン物かなと思います。
ポスターやフライヤーだけでなく、カードとかインタビュー紙、会期後に発行されたカタログまで
トータルで取り組めたのがよかったです。
ただ、ウルトラ関連のものはコンテンツそのものが面白いのでデザインするときに考えがいがありますね。
デザインで絵を描かなくていいので。表面や意匠だけじゃないデザインを考えるのが楽しいです。

「ULTRA AWARD 2010」 印刷物の一部 画像は仲村さんのサイトより → http://www.nakamulak.com/
Q. 表面だけじゃないデザインってどんなふうに考えること?
A. 例えば、本で言うと、その内容があってこそのデザインなので、
デザインは前に出過ぎない方が良い、額装的な役割であればいいと思うんです。
中身をまず理解して、それがどういうフォントや用紙の選択に置き換えられるのか考える。
その意味でデザイナーは翻訳者とか媒介者のような役割なのかなと思います。
表現すべきベースありきのデザイン、ということでしょうか。
Q. なるほど。ウルトラファクトリーやそれ以外でもデザインの経験を積んできたからこそのスタンスなんですね。
さて、これから、が気になりますね。今4回生ですが、卒業後は?
A. 京都でフリーランスのデザイナーとしてやってみようと思います。
Q. おぉ!その決断をしたのはなぜ?
A. デザイン事務所や大学にいることは何かシェルターに入ることのように感じています。
判断する人が他にいることに頼ってしまったり、学生という立場に甘えてしまったり。
自分の選択が、直接自分に帰ってくるような場に身を置いた方が、より目の前のデザインと向き合えると思ったからです。
Q. うん。すごく真摯にデザインと向き合っているんですね!感動!
そんな仲村さんに最後にプロフェッショナルのように聞きたい。
仲村さんにとって「デザイン」ってなんでしょう?これからしたいデザインってどんなものですか?

A. 僕にとってのデザインはまずは社会との接点。それによって色んな人と会えたり、生活するためのお金を得たりする手段です。
それから一番の趣味ですね。チラシ集めや本、文字を見ること自体がすごく楽しくって。
そもそもデザイナーという職業自体が主体性がないものだと思うんです。
自分の世界を一人で切り開くのではなく、例えばある作家の世界を知ってそれをどう表すか、
いろんな世界を間借りして表現をする。
いろんな人と関わることで創造性を飛躍させらたり、ひとりでは到達できなかったところに到達できたりすると思います。
デザインすることは、僕にとっていろんな世界を知るための一つの方法でもあります。
これからもひとつひとつの仕事に対して、掘り下げて考えて向き合っていけたら良いなと思っています。
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仲村さん、ブログ掲載のお話から、ご自身のこと、いろいろお話ししていただきありがとう!
仲村さんは、先日も2月の卒業展のプレイベントとして開催されたトークイベント
「SOTSUTEN TALK」にもゲストとして呼ばれるなど、今後の活躍が楽しみなウルトラスチューデントのひとりです!
(ちなみに対談相手の赤井佑輔さんもクリラボ出身で現在デザイナーとしてgrafなどで活躍されています!)

卒展の作品も楽しみですね。
これからのご活躍、応援しています!











